【フランスの洗濯事情】おすすめの洗濯グッズと洗濯機の使い方

2024.01.11

2024.01.18

フランスに来てまず最初に戸惑うこと、そう洗濯機の使い方です。

洗濯機の仕様も違えば、洗濯に必要なグッズも日本とは異なります。
フランスに来た当初は何がなんだかわからず絶望していましたが、今ではなんとか使いこなせるようになったので、今日は最低限のフランス洗濯知識をお届けしようと思います。

フランスの洗濯事情

何事も一筋縄ではいかないフランス生活。洗濯事情も例に漏れず・・・

洗濯機がないパリのアパルトマン

前段ですが、パリのアパルトマンは洗濯機がないこともしばしばです。日本よりもコインランドリーを使うということが普通な感覚のようです。
ないなら買えばいいじゃないかと思われるかもしれませんが、「そもそも洗濯機なんて置く想定じゃないですよ!」というつくりのアパルトマンも。

パリのアパルトマン探しの条件の一つに、洗濯機があることをわざわざ言わないといけないくらい、一家に一台洗濯機は当たり前じゃないようです。

【洗濯失敗談】白の服が一瞬でグレージュに!硬水の国フランス

日本のお水が軟水なのに対して、フランスのお水は硬水です。軟水に慣れている日本人にとってそれが与える肌や髪への影響に最初はショックを受けるかもしれません・・・

洗濯にもそれは影響しており、フランスに越してきて初めての洗濯、新品の白色キャミソールが一回の洗濯でグレーに変身・・・!
どうも硬水は泡立ちづらく水を高温にして洗う必要がある→高温になると色落ちがしやすくなるというロジックだそうで

その日を境に、「洗濯名人への道」を志すようになりました。

フランスの洗濯必須アイテム

私のフランス洗濯生活で、欠かせないものたちをご紹介します。

洗濯ネット

こちらで使っている人は見たことないのですが、私は日本から持参した洗濯ネットを使用しています。
ちなみにほとんどがドラム式洗濯機なので、 洗濯ネットを持参される方は、ドラム式対応タイプがおすすめです。

カルキ対策:Calgon(カルゴン)
こちらは液体タイプのCalgon

以前、こちらのお買い物記録でもご紹介したカルゴン。硬水を軟水にしてくれる魔法の液体です。(タブレットタイプもあります)
量は多ければ多い程いいというわけでもないようで、適量が大切です。

普通の洗濯洗剤

普段の洗剤はこちらを使用しています。こちらは特にこだわりなく。

白色用の洗濯洗剤
白色の洗濯物専用洗剤

白色の服たちを洗うときはこちら!白色用の洗剤です。以前の失敗を生かして、白色を洗うときは専用洗剤を使うことにしました。

色移り防止シート
DecolorStop

これは日本で見かけたことのないアイテム。色移りを防ぐシートです。使い方は簡単で、ただ洗濯物を回すときに中に入れるだけ。
洗濯が終わった後に、白い髪が色を吸ってグレーぽくなって出てきます。

以前コインランドリーに行った際にフランス人ムッシュも使っていたので、フランスの洗濯では一般的アイテムの模様!
柔軟剤
Lenorの柔軟剤

さすが香りの国フランス(?)、柔軟剤の香りはすごく豊富でどれも結構しっかり香ります。
日本の柔軟剤のように試しに香ることができないので、 雰囲気でとりあえず買ってみたこちら。あまり好みの香りではなかったので、次回は違うものにしてみようと思います

ちなみにフランスマダムたちはみなさん商品の蓋を開けて香りを確認していました・・!正しいかどうかは分かりませんが、 どうしても買う前に香りを確かめたい場合は、蓋を開けるのもフランス流でありなのかもしれません。

お酢
お掃除用のお酢

洗濯にお酢!日本にいた頃は使ったことありませんでした。どうやらお酢には柔軟剤の代わりになる作用があるらしく。それを知ってから柔軟剤の香りをさせたくないものを洗うときはお酢を使用するようになりました。

また、カルキを取り除く作用もあるとか。カルゴンの代わりとして使用することもできるのです。

お掃除用のお酢は(white vinegaer)はスーパーなどで安く購入できるので、柔軟剤とカルゴンの代わりに使用することでお財布にも優しい無敵アイテム

フランス洗濯機の使い方

それでは我が家では上記アイテムを使ってどのように洗濯機を使っているのかご紹介したいと思います。
うちの洗濯機は元々備え付けだったのですが、 日本ではみたことないフォルム・・!大家さんいわく、スタジオ(パリの一人暮らしのお部屋)では割と使用されているフォルムの洗濯機らしいです。ちなみに乾燥機はなし。

洗濯ネットに洗濯物を詰める

最初のステップは同じ、まずは洗濯物を詰めます

カルゴンと色移り防止シートをセット

カルゴンは洗濯洗剤の役割も果たすので、洗剤口に入れてもいいのですが私はカルゴンは直接かけています。

洗剤・柔軟剤投入

Ⅱに洗剤を、その横に柔軟剤(お酢)を投入します。ちなみにⅠは予洗いモードの洗剤を入れる場所らしいですが、私は使用したことありません。

モード設定
  • Coton / Eponge:コットン
  • Coton Eco:エコモード
  • Quotidien:日常(?)
  • Rapid:最速モード
  • Mixte:混合(?)
  • Delicat / Laine:デリケート素材 / ウール
  • Draps:シーツ
  • Rincage / essorage:すすぎと脱水
  • Essorage seul / 脱水のみ

フランスの洗濯、めーーーーっちゃ時間かかります!しかもうるさめ!平均のモードで2時間ほど。私は我慢できないので大体Rapidモード(25分)で洗濯しています。

温度設定は大体40度がおすすめです。それ以下だと汚れ落ちが悪くなるし、それ以上だと服が傷みやすく縮みやすくもなります。

まとめ

以上フランス生活最初の難関、洗濯事情についてでした。元はといえばこのメディア、柔軟剤を洗剤と勘違いしてダブル洗剤で3ヶ月間暮らしていた自分に落胆して「失敗をシェアしよう!」と思ったのがきっかけで始まりました。

みなさんのお役に立ったら幸いです。